番号 | 決議第3号 | 議決年月日 | 平成26年10月3日 |
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議決結果 | 可決 | ||
決議第3号 第54号議案 平成25年度佐賀市一般会計歳入歳出決算(文教福祉委員会付託分)に対する附帯決議案 第54号議案 平成25年度佐賀市一般会計歳入歳出決算(文教福祉委員会付託分)に対する附帯決議 本議案の審査の結果、後年度の予算編成及び行政執行等に当たって、次の意見等を付すので、速やかに所要の対応をされるよう求める。 なお、これらの意見等については対応方針を報告されるよう重ねて求める。 1 特別支援保育事業 (1)現場の保育士が障がい児保育に関する研修を受けやすくなるような体制づくりを行うとともに、私立幼稚園における保育士の加配状況などについても、十分に把握すること。 (2)気になる児童に対して専門医などへの受診等を促進するためにも、保護者会などで発達障がいに関する偏見や問題についての啓発に取り組むほか、保育士と保護者、専門医が向かい合う機会を設けること。 (3)補助単価等を含めた幼保の格差是正とあわせて、障害児保育事業における交付税措置を国庫補助制度に戻すよう国に働きかけていくこと。また、専門的な知識や経験を有する者の配置基準を設けることなどについても国に対して要望していくこと。 2 児童虐待防止事業 (1)相談員の数や対応が適当であるかをいま一度再検討すべきであり、今後の傾向を見ながらいつでも手厚い対応ができるような体制づくりを行うこと。 (2)児童虐待は犯罪であるということを市民に広く認識してもらうよう啓発に努め、児童虐待の早期発見、防止につなげるような気運を市全体で高めていくこと。 (3)子どもがみずからの命や権利を守る自覚を持てるようにするためにも、「子どもの権利条約」を十分に踏まえ、子どもへの暴力防止ワークショップのあり方を工夫していくこと。 3 スポーツ指導者育成事業 (1)各クラブの活動計画書や報告書の提出を求めるなど、少年スポーツの活動実態をしっかりと把握し、過熱化しないよう個別に指導すること。 (2)少年スポーツ指導者教本を活用した研修を位置づけ、全てのクラブに対して必ず研修会に参加するような働きかけを行うこと。また、研修会に参加しなければ指導者として認められないといった仕組みづくりを行うこと。 (3)保護者や会場を提供する学校にも少年スポーツのあり方についてのコンセンサスをとってもらうこと。 4 老人クラブ助成事業 (1)会長等に女性を登用するなど、老人クラブを魅力ある組織として活性化できるよう、市も支援していくこと。 (2)助成金の対象となる活動内容などを十分に説明していくこと。 (3)補助金交付申請書や活動報告書等を簡素化するなど、補助金交付に伴う手続がスムーズにできるシステムづくりに努めること。 (4)親睦活動も社会貢献の一つと捉えるなど、補助対象となる活動についての考え方を拡大していくよう国や県に対して求めていくこと。 以上、決議する。 平成26年10月3日 佐賀市議会 佐賀市長 宛 |