番号 | 意見書第4号 | 議決年月日 | 平成28年6月30日 |
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議決結果 | 可決 | ||
意見書第4号 食品ロス削減の推進を求める意見書 案 食品ロス削減の推進を求める意見書 食は世界中の人々にとって限りある重要な資源である。世界では全人類が生きるために十分な量の食べ物が生産されているにもかかわらず、その3分の1は無駄に捨てられている。その中でも、問題となるのは、まだ食べられる状態なのに捨てられてしまう食品ロスである。農林水産省によると、日本では年間2,797万トンの食品廃棄物が発生しており、このうちの632万トンが食品ロスと推計されている。 食品ロスの半分は事業者の生産・流通・販売の過程で発生し、残りの半分は家庭での食べ残しや賞味期限前の廃棄などにより発生している。このため、その削減には、事業者による取り組みとともに、国民の意識啓発も問われてくる。 よって、政府においては、下記の事項について早急に取り組むことを強く求める。 記 1 食品ロス削減に向けて、削減目標や基本計画を策定するとともに、食品ロス削減推進本部を設置すること。 2 国、地方公共団体、事業者、消費者が一体となって食品ロス削減に向けた取り組みを推進するとともに、意識啓発を図ること。 3 フードバンクや子ども食堂などの取り組みを全国に広げ、未利用食品を必要とする人に届ける仕組みを確立すること。さらに、災害時におけるフードバンク等の活用を進めるため、被災地とのマッチングなどの必要な支援を行うこと。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 平成28年6月30日 佐賀市議会 衆議院議長 参議院議長 内閣総理大臣 文部科学大臣 厚生労働大臣 農林水産大臣 経済産業大臣 環境大臣 内閣府特命担当大臣 (消費者及び食品安全) |