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意見書第14号 諫早湾干拓事業潮受け堤防排水門の開門を求める意見書案

番号 意見書第14号 議決年月日 平成29年12月19日
議決結果 可決
意見書第14号
  諫早湾干拓事業潮受け堤防排水門の開門を求める意見書案

 諫早湾干拓事業による潮受け堤防が閉め切られて20年が過ぎた。諫早湾干拓潮受け堤防排水門の開門調査については、これまで再三にわたって本市を含め、佐賀県関係者が早期開門等を要請してきた。
 また、2010年の福岡高裁確定判決によって示された開門命令は揺るがない事実である。
 宝の海有明海は、堤防閉め切り後は異変が続き、まず、底生生物が影響を受け、アサリやタイラギ、カニ、エビなどの魚介類についても漁獲量が激減している。
 また、有明海の潮受け堤防排水門からの汚濁水の排水によって、ノリ漁場への淡水の流れ込みや赤潮が発生し、ノリ養殖も地域によっては被害が増大し、漁では生活困難になり、漁協の組合員が激減している。このままでは有明海から漁師がいなくなってしまう重大な事態に陥る可能性がある。
 環境悪化と漁業被害は深刻であり、漁業者、漁協の願いは一日も早く福岡高裁で確定した潮受け堤防の開門調査を速やかに実施することにある。
 このままでは、有明海の状況はさらに悪化するため、有明海の漁業や漁業者の生活にとって、もはや開門は「待ったなし」の状態で死活問題となっており、その解決が最重要課題となっている。
 よって、政府及び国会に対し、宝の海有明海再生のために下記の事項を強く要請する。

                      記

1 福岡高裁の判決に基づき、万全の対策を行った上で、開門調査を早期に実現すること。
2 有明海再生事業として、水産資源回復のための事業を推進すること。
3 諫早湾干拓調整池からの排水を小まめに行うこと。

 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

  平成  年  月  日
                                  佐 賀 市 議 会  


衆議院議長
参議院議長   
内閣総理大臣  宛
農林水産大臣
環境大臣
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