番号 | 決議第1号 | 議決年月日 | 令和3年3月23日 |
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議決結果 | 可決 | ||
決議第1号 新型コロナウイルス感染症に係る差別や偏見、誹謗中傷の根絶に関する決議 案 新型コロナウイルスは、2020年1月に日本で最初の感染者が確認され、その後、全国的に感染が拡大し、佐賀県においても11月以降急増した。 2021年に入り、1月8日には1日あたりの感染者数が全国で7,863人と過去最高となり、国による2度目の緊急事態宣言が発出され、その後、全国的には徐々に感染者は減少傾向にあるが、本市においては、2月以降に複数のクラスターの発生が確認され、市民は感染拡大の防止に細心の注意を払いながら、社会・経済活動の両立に向け、懸命に取り組んでいるところである。 このような中、感染者とその濃厚接触者及びこの感染症と闘う医療従事者や福祉・介護関係者並びにその家族が、インターネットやSNS等の様々な媒体によって、差別や偏見、心無い誹謗中傷を受けたり、憶測による誤った情報が拡散されるなど、著しくその人権を脅かされている。 こうした行為は、当事者を深く傷つけるだけでなく、感染者等が萎縮し、濃厚接触者の情報提供を拒んだり、医療従事者の疲弊による医療体制の崩壊を招くなど深刻な事態につながりかねない。 新型コロナウイルス感染症は、誰もが感染し、誰もが気づかぬうちに周りの人に感染させる可能性があること、いわれのない誹謗中傷等は決して許されない行為であること、誰もが誹謗中傷等の加害者にも被害者にもなり得ることを市民一人ひとりが十分に認識した上で、冷静に行動することが求められている。 今後、ワクチン接種が段階的に実施されていく予定であるが、そのスケジュールが不透明なこと、全国的に接種を希望しない人が2割を超えている現状もあることから、まだまだ予断を許さない状況にある。 よって、本市議会は、より一層の感染防止策を広く訴えていくとともに、新型コロナウイルスの感染者等に係るいわれのない差別や偏見、誹謗中傷の根絶に向けて全力を挙げて取り組んでいく決意をここに示すものである。 以上、決議する。 令和 年 月 日 佐 賀 市 議 会 |